虫歯の治療をしてもなかなか痛みや歯ぐきの腫れがおさまらない。しばらくすると痛みがぶり返して再治療を繰り返している…。といったお悩みはありませんか?
虫歯は虫歯菌に感染している部分を取り除く(削り取る)治療なので、それほど複雑なものではありませんが、虫歯菌が歯の神経(歯髄)まで感染してしまうことで、一変して治療が困難になってきます。
もしかしたら、あなたの虫歯は精密治療が必要なケースかも知れません。
歯の根っこ中には、神経や血管が通っている細い管(根管)があります。歯の神経の治療では、この根管の中から感染してしまった神経を全て除去し、中をきれいに殺菌消毒する治療(根管治療)を行います。しかし、根管は細くて複雑な形状になっており、目で見て確認することも困難です。
そのため、治療技術や経験、知識はもちろん必要ですが、何よりも精密な検査と治療を行える環境が重要になります。
当院の精密根管治療は、根管治療の最高峰、北米ペンシルバニア大学歯内療法科にて研究されている、治療用の顕微鏡(マイクロスコープ)を用いた精密な根管治療のコンセプトを学び、実践しています。再治療を含め多くの精密根管治療を専門に行う歯科医師が担当します。
精密な検査・治療ができる環境と、精密な治療ができる歯科医師が揃うことで、成功率の高い治療を行うことが実現できます。
最小限の範囲で虫歯を削ります。
感染した歯の神経を除去し、根管を整えます
薬剤を詰めて、根管内を殺菌・消毒します
根管に薬剤を隙間なく充填し、完全に封をします
歯の根っこの中の神経の管(根管)は、細くて複雑な形状になっています。そのため、虫歯に感染した神経をきれいに取り去るには、患部をしっかり観察したうえで、精密な治療が必要になります。
当院では、歯の神経の治療(根管治療)にはマイクロスコープ(治療用の顕微鏡)を使用しています。日本での普及率は5%という希少な医療機器ですが、治療部位を20倍まで拡大して観察することができるため、精密な診断や治療には欠かすことができない機器です。
だ液の中には、虫歯菌など多くの細菌が潜んでいます。そのため、歯の神経の治療(根管治療)を行う際に注意しなければいけないのは、治療中にこの唾液などから神経の管(根管)に細菌が入り込むことによる二次感染です。
当院ではより安全で確実な治療のために、治療する歯以外をゴムの膜(ラバーダム)で覆います。このような防湿処置を行ったうえで治療しますので、治療部位にだ液が侵入することを防ぐことができます。
また、ラバーダムには治療した歯の削りカスや薬剤などがのどに入ってしまうことを防ぐ効果もあります。
歯の根っこの中の神経の管(根管)は、細くて複雑な形状になっています。そこで、感染してしまった神経を取り除き根管をきれいに整えるためには、極細のやすりのようなファイルという器具を使用します。
ファイルはステンレス製のものが一般的ですが、当院ではニッケルチタン製のファイルを使用しています。ニッケルチタンは、ステンレスよりもしなやかで柔軟性があるため、複雑な形状の根管内をきれいに整えることに適しています。
現在のお悩みや症状をお伺いします。
詳しく検査を行います。レントゲン写真を2枚撮影します。(場合によってはCT撮影も行います)
検査の結果、根管治療が必要な場合は、現在の症状や治療内容について丁寧にご説明し、治療費等のご案内をします。
虫歯の治療および、歯の神経の除去、根管の形成を行います。根管内を消毒するため、薬剤をつめて仮封をし仮歯をつけて終了します。
根管を観察し、感染の心配がなければ薬剤を詰め(根管充填)、細菌が侵入しないように密封します。
治療した歯に被せ物を装着します。
治療した歯の経過観察やメインテナンスのため、定期検診や歯のクリーニングを受けることをおすすめします。